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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
写真は今秋、JR鳥取駅にて撮影したJR西日本の187系特急形気動車です。
鳥取・米子~新山口間の「スーパーおき」や鳥取~米子・益田間の「スーパーまつかぜ」、鳥取~岡山間の「スーパーいなば」で活躍しています。
この187系気動車ですが、特急列車を中心に使用されてきたキハ181系の老朽化に伴う置き換え用として導入されました。
2011年現在、JR西日本の振り子式車両としては最新の形式となっていて、山陰地区の都市間輸送の速達化と旅客の利便性の向上に貢献しています。
この車両の特徴は、「ステンレス車体」「低重心化」「軽量化」「振り子式車体による高速化」が挙げられるでしょう。
最高速度は0番台・10番台が120km/h、500番台(「スーパーいなば」用)が130km/hで、加速性能も電車並みの性能を誇ります。
車体デザインは山陰の海をイメージする青と、湖面に輝く光をイメージした黄色が用いられていますが、黄色に関しては高速運転を考慮して警戒性を高める役割も果たしています。
車内は暖色系でまとめられていますが、683系特急形電車と同じ座席を使用するなど、部品共通化によるコストダウンを図っています。
比較的利用客の少ない区間を走行することから、車両編成は2両編成が基本パターンとなっていて、繁忙期には3両~4両編成で運行されることがあります。
この車両には1度だけ乗車したことがありますが、エンジン音や車内の造りを除いた加速感や振り子の傾き具合など、体感できる部分に関しては、JR北海道の283系特急形気動車に良く似ているなあと感じました。
車体デザインに面白みがないなど、賛否両論があるこの車両ですが、鳥取・島根地区の山陰本線の高速化に貢献していることは事実で、自治体がこの車両の新造に補助金を出していることや時期や時間帯によって利用率が高い列車が存在していることなどを考えると、今後も暫くの間、鳥取・島根地区の山陰本線のエースとして活躍し続けることでしょう。
また機会があれば乗車してみたい車両ではありますね。