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こんばんは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
前回の記事の続きになりますが、今回は2013年2月16日~17日に開催された「第10回バスマップサミット」の2日目について振り返ります。
2日目は午前中と午後でプログラムが分かれます。
午前中は分科会(3会)とフィールドワークのセッション。
「バスマップサミット」の参加を決めたときに、分科会とフィールドワークのどちらにしようか迷ったのですが、結局、自由に動ける「フィールドワーク」を選択しました。
で、私が訪れた場所とルートはこちら↓。
地下鉄東豊線環状通東駅から中央バス「東69系統」であいの里教育大駅へ。
更にJR学園都市線で札幌駅に戻ってきました。
本来であれば、あいの里教育大駅から中央バスで地下鉄麻生駅へ向かい、そこから地下鉄南北線で札幌駅に戻る予定でしたが、到着するな否や急に悪天候になり、バスの大幅な遅延が予想されたことから、急遽JRで直行することに。
結果的に時間的余裕は出来たのですが、特に今年の雪が多いとはいえ、札幌市の道路除雪体制の問題点や、バス・地下鉄の遅延・運休時における情報提供の問題点を改めて痛感。
会場に戻ってからの意見取り纏めの場で、このことを指摘させて頂きました。
午後からは、全体総括として、分科会・フィールドワークの成果発表の後に、「交通まちづくりにかかわる市民活動とそのネットワークが目指すべきところ」と題して、今回のバスサミットに関わった実行委員会(各NPO法人・団体)が、今後どの様に変わっていくべきか?、今後何が出来るのか?ということについて話し合われました。
各団体の方が、各団体のそれぞれの立場で意見を述べられていましたが、このサミットをきっかけに団体間の横の繋がりを強化してていくことと、北海道でも公共交通利用促進会議の様なものをつくって、今回の分科会で話し合われた内容の議論を更に深めていくことが確認されました。
その後、次回のバスマップサミット開催地である高松の実行委員会代表から、高松におけるバスマップの遍歴と団体の取り組み及び高松市の交通政策についてのお話があり、最後にバスマップサミット顧問でもある鈴木文彦氏からの締めの挨拶で、2日間のサミットは無事に終了しました。
「横の繋がり」と「提起された問題を楽しく解決する方法」かぁ・・・・・鈴木氏らしい締めの挨拶でしたねww。
っというわけで、2日間に渡って開催された「第10回バスマップサミットin札幌」を簡単に振り返ってみました。
2日間フルに参加してみて思ったことなのですが、これからの地域公共交通を維持していく上で、「行政」「事業者」「住民」3者一体の取組がもはや不可欠になっている一方で、誰が3者のコーディネータ(もっと言えば翻訳者)を担うのか、それ以前に地域公共交通の問題をどの様に「自分たちの問題」として関心を持ってもらうようにするのかなど、解決しなければならない問題も多くあることを感じましたね。
特に北海道は完全な車社会であり、残念ながら「公共交通なんていらない」と考える人が多い地域でもあります。
その様な地域の住民に対して、いかに「自分たちの問題」として関心を持ってもらうか・・・・・行政はもとより事業者、NPO団体をはじめとする各団体のこれからの動き方がより重要になってくる気がします。(非常に難しい問題ではありますがね・・・・・)
それと、これは後で聞いた話なのですが、今回のバスマップサミットは、実行委員会の強い意向で、従来のバスマップサミットの内容とは違った、どちらかというと「これからの地域交通をどうするか?」といった地域交通セミナー色の強い内容にしたそうです。
これはこれで私個人的には良かったと思いますが、一方で私の周りでは「そろそろ原点に立ち返った内容に戻しては?」という意見もありました。
そういった意味で、次回高松で開催される「第11回バスマップサミットin高松」は、果たしてどの様な内容になるのか・・・・・・注目したいところですね。
ともあれ、「地域公共交通」というものを真剣に考えることが出来た、私にとっては充実した2日間でありました。
関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
ですが、交通関係のセミナー遠征はまだ続きます。
この翌日には、東京神田で開催された「第1回地域バス交通活性化セミナー」なるものに参加してきたわけですが・・・・・・
このセミナーについては、次回のブログで書きたいと思います。